美肌、お肌のトラブルに(にんにくの働き)

 韓国では日本人に比べ一人当たり約20倍もの量のにんにくを食べていると言われています。これは、年間の消費量を単純に人口で割ったものなのかもしれません。実際は食事による消費量の差は、もっと大きいと思います。日本でのにんにくの使い道の40%は薬品やビタミン剤の材料として使われていると、聞いたことがあります。

 ことほににんにくを食べる国、韓国人の女性が、大変な美肌だというのは、よく聞く話です。

 また、ある番組で、にんにくの特集が組まれた時、冒頭の場面は、日本のある「にんにく料理」の専門店のウェイトレスが、まったく風邪をひかないし、肌が奇麗で肌年齢が若いというレポートだったそうです。

 この「にんにくレストランのウェイトレス」の話は、とても興味深い話だと思いました。「にんにく専門のレストランに勤めている」から、毎晩、お店で「にんにくごっそりの賄い食」を食べている訳ではないだろうからです。

 これは、たとえにんにくを食べなくても、にんにくの臭いが充満したフロアで働いているだけで、お肌がきれいになるし、風邪もひかないということの証明だと思いました。

 この臭いそのものは空気中に蒸散した揮発性物質アリシンであると思います。アリシンは他のページでもご案内している通り、強力な殺菌力があります。風邪を引かないというのは、空気中に浮遊している風邪ウィルスを殺菌しているのかな?と想像できます。ウィルスどころか、あるにんにくの品種改良に打ち込んだ日本人の家からは、ゴキブリがいなくなってしまったという逸話まであります。もちろん、家中にんにく臭が立ち込めていたそうです。

 肌、これはどういうことなのでしょう?

実は、にんにくの有効成分はアリシンに限らず、肌に非常に親和性が高いものなのです。一般の油脂が肌に浸透するのが20%程度なのに比べて、にんにくの成分は 50%が浸透するといいます。空気中に漂っていた揮発成分が肌に触れ、肌吸収で体内に浸透し、皮脂や血中の中性脂肪と結びついて、脂質アリシン(ビタミンE)に変化したとしたら・・・・

 美肌の大敵、色素沈着の原因には、お肌表面に何らかの原因で発生した活性酸素が上げられます。日焼けによるシミも紫外線によって交感神経が刺激され、発生した活性酸素が色素沈着を引き起こすのです。

 日焼け後のシミの防止にビタミンCが挙げられるのは、ビタミンCが抗酸化物(活性酸素を中和する老化防止物質)だからです。


 例えば、アトピー性皮膚炎などのアレルギー皮膚炎の場合、副交感神経が活発すぎて起きる症状らしいので、交感神経を刺激するため紫外線を当てて、わざと活性酸素を誘発させたりもします。

 活性酸素もまったく体に悪いばっかりでもないので、有効に活用できる範囲では、アレルゲンを追い出し、無害化するのに必要なのかもしれません。

 また、毛孔性苔癬は遺伝という以外、原因も治療法もわからないため、アレルギー要因も加味して紫外線を当てたりします。しかし・・・・それが、程度を超えてしまうと、活性酸素の働きで結果的にシミになってしまうということも有るのかもしれません・・・・
 日焼けしたら治った、逆にひどくなったと、その人その人によって、いろいろなパターンがあるようです。

 にんにくと卵黄、それらが結合して過熱された有効成分には、抗酸化物質が軒並み揃っています。まさに「抗酸化物質の塊」といっても過言では有りません。

 もうひとつお肌にとって見逃せないのが、にんにくのアリシンが卵黄の大量の中性脂肪と結びついてできる脂質アリシンのビタミンE様効果です。ビタミンEも強力な抗酸化作用があり、お肌の色素沈着を防ぐ代表的なビタミンです。このお肌に最も影響を与えるビタミンE効力、卵そのものを食べるより数倍の力を発揮しているものと思います。

 そして、もうひとつ、にんにくに豊富なセレンというミネラルが、お肌には重要な栄養素で、これも色素沈着を防ぐ効果があるのです。セレンも抗酸化物質で、上記のビタミンC,Eと同時に摂る事で、ガン予防効果さえあるといわれています。

 このセレンというミネラルは強力な抗酸化作用(活性酸素除去)で細胞の老化防止の働きがあるほか、重金属無害化(例えば、水銀などが体内に溜まっても水銀の害を無効化してしまう働き)、精力増強(精子の材料)など、健康維持に欠かせない栄養素として注目が集まっています。


 また、アトピー性皮膚炎にしても毛孔性苔癬にしても、治癒のキーポイントとして肝臓強化がよく指摘されます。体内蓄積された化学物質を分解・排除する働きが肝臓の大きな役目ですが、この器官があまりにも酷使されすぎ、疲れてくると、もはや化学物質の排出が困難になり更に肝臓に負担がかかります。

 肝機能強化の章でお話しましたとおり、にんにくを常食すると肝臓は、どんどん強くなっていきます。この事もお肌の健康に大きな影響を与えていることでしょう。


 さて、にんにくのビタミンCなのですが、元来、にんにくにはビタミンCがこれまた大変豊富です。野菜のトップ10にも入るほど濃厚な含有量があるのですが、熱に大変弱い性質があります。長時間の加熱調理を経た場合、相当量が失われている事が考えられます。

 また、お肌からお話が少し離れますが、にんにくに豊富な鉄分は、植物性の非ヘム型という腸内吸収にビタミンCの助けが必要な形の鉄分です。

 普通、野菜に含まれる鉄分は野菜のビタミンCの助けを借りて腸で吸収されていますが、当社商品のように長時間の加熱調理の後では、折角の大量の鉄分も、ビタミンCの助けが期待できません。ですから、特に貧血の方には、お食事で摂取されるビタミンCとの同時摂取を期待して食後の服用をお奨めしています。


 美肌にしてもお肌のトラブルにしても、また貧血などの症状にしても、毎日のお食事を大切にされて体質改善に取り組まれてください。

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